家畜伝染病の防疫対策消毒ゲート Mgate1000S
家畜伝染病の防疫対策消毒ゲート Mgate1000S
利便性抜群の自動車両消毒ゲート。
防疫の専門機関監修による確かな効果
開発の段階から防疫の専門機関が監修(宮崎大学 産業動物衛生学研究室、北九州市 動物検疫所、新門司検疫場ほか)。確実な車両消毒が行えるよう工夫されています。側面:左右3ヵ所/下面:4ヵ所 合計10ヵ所のノズルから1分あたり約50リットルの薬剤を噴射します。
センサーが車両を検知すると薬剤の噴霧を自動で開始、退出すると自動停止。左右3.9mのポールにより大型バルク車にも対応、もちろんドライバーが降車する必要はありません。
※上の画像の再生ボタンを押すと、実際の動作風景をご覧いただけます。
緊急の設置や移設にも大活躍!
防疫には迅速な対応と機動力が求められることが多くあります。本品は軽トラックでも運搬できるように工夫されたコンパクトかつ軽量の設計となっており、設置も簡単。
短時間での設置・移設が可能なため、緊急時においてもスピーディな対応が可能です。例えば畜舎において車両の通行ルートが変更となった場合などにおいても、大掛かりな工事や作業を行うことなく柔軟に対応することができます。初期設定後は、制御基板のスイッチON・OFFのみで作動するため、設置後もすぐに稼働させることができます。
導入コストを大幅に軽減
一般的な車両消毒ゲートですと数百万~1000万円ほどのコストがかかるともいわれますが、本商品は部材や工程の徹底効率化によって、導入しやすい低価格を実現しています。
万一パーツの破損により交換・修理が必要となった場合も、交換用パーツの大半が最寄りのホームセンター等で購入できるような規格で設計されており、修理時間やコストを最小限に抑えられます。
※補助金申請のための見積もり作成も承ります。なお補助金の手続き等については、各自治体の担当課までお問合せください。
ユーザー様からの声
生産牛の農家様①(宮崎県:H牛舎様)
●手動に比べて作業負荷が格段によくなりました。
生産牛の農家様②(宮崎県:Y畜産様)
●以前は動噴タイプを使っており運転手が車から降りて消毒していましたが、運転手により消毒ムラがありました。本品の導入により車両側部・底部に均等に消毒液を噴霧出来、朝・夕の農場作業員の負荷も下がりました。
●電源不要(太陽光)タイプ※を選んだので、設置場所を選ばない点も良いです。反面、電源不要タイプなのである程度仕方ないですが、噴霧量がもう少しあると良いです。
運送会社様(宮崎県:O運輸様)
●以前は運転手が車両から降りて動噴を使用し消毒を行っていましたが運転手の負荷が下がり、特に長距離で夜間に帰社する運転手が喜んでいます。
●当社は畜産農家様への運搬(飼料・材料)業務も多いため、自社消毒も実施していることによって多くの安心と信頼をいただいており、追加導入も検討しています。
※本品の標準品は単相100V(550W)電源を使用しますが、電源不要の太陽光タイプへのカスタマイズお見積りも可能です(受注生産)。
現場の声を反映した各種機能
噴霧時間を0秒~120秒で調節可能
消毒液の噴霧時間は、タイマーにより0秒~120秒の間隔で調節可能(一般的には30秒程度が目安です)。ゲートを通過する車両の大きさに合わせて噴霧時間を調節できます。また、噴霧する水量の強弱も調節可能です。
センサー検知範囲を調節可能
自動噴霧のための車両感知センサーは、検知エリアや検知方向の調節が可能です。スイッチによる設定変更が可能となっており、設置環境に合わせて調節できます(調節範囲:180° 検知距離:0.5~6m)。
タンク液切れセンサー搭載
タンク内の薬液がなくなると、液切れセンサーが作動し自動で運転がストップします。薬液を補充すると、再度運転が再開し、無駄な電力消費を抑えることができます。
基本仕様
名称 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
ポンプ能力 | 550W(単相 100V)インバーター | |
ポンプ最大流量/最大揚程 | 5立方メートル/h(最大揚程47m) | |
タンク容量 | 1000L | |
ノズル噴量 (1個当たり) | 5リットル/分(調整可) | 樹脂製 |
ノズル数量 | 側面:左右3個/下面:4個分 | |
ポール高さ | 大型車両(バルク車等)対応のH3.9mポール | H2.5mタイプも可 |
重量 (乾燥重量) | 本体/80㎏、ポール/25㎏※片側 | |
制御盤仕様 | 100V仕様 (タイマー・液面リレー・マグネット) |
|
寸法(長さ×幅×高さ)mm | 1350×1000×1100 | 本体部 |
対応車両数 | 約50台 | 噴霧30秒/台 |
対応車両 | 軽車両~大型車両 | |
交換用機器別(パーツ)販売価格 | 都度見積もり | ※大半がホームセンターで購入可能 |
製造メーカーのご紹介
本商品は宮崎県小林市にある国内工場で製造されています。同工場はポンプや畜産関連の機器に強みをもち、現場をさまざまな角度から支える商品を提供しています。
本商品は、2010年の口蹄疫の発生を受け、畜産農家様から「消毒ゲートを設置したいが費用が捻出できない」「このままでは廃業するしかない」と相談を受けたことをきっかけに開発されました。
その声を受け、同社では低コストで誰でも簡単に使うことができる消毒ゲートの開発に着手。防疫を専門とする大学や研究機関の協力を仰ぎながら、本商品の販売に至りました。
口蹄疫で被害を受けた現場の切実な声と現実を知るからこそ、低コストでも最大限の防疫効果を得られる製品の開発を目指しています。